タクシー運転手といえば、少し高齢なイメージを持つ方もいるかもしれませんが、何歳まで働ける職業かご存知ですか。
定年後からでも就職できる数少ない仕事ですので、タクシー業界を知ることで将来の不安も減るかもしれません。
そこで今回は、タクシー運転手の年齢制限について、法律や定年の側面から解説します。
法律上の年齢制限
タクシーの運転手になるためには、最低でも21歳以上でなければいけません。
これは、タクシーの資格である2種免許取得に対して、法律的な決まりがあるからです。
2種免許の取得要件として、1種免許取得から3年以上が経過していることが必要とされています。
つまり、1種免許は18歳から取得可能ですが、最短でもそこから3年後の21歳にならなければ2種免許の取得ができないということです。
タクシー業務を開始する年齢には制約がありますが、反対に上限には法律上の制限はありません。
体力や視力、認知能力が正常である限り年齢に関係なくいつまでも続けられる職業なのです。
ただし、人の命を預かる仕事でもあるため、視力や認知能力に異常がある場合は年齢が若くても働くことはできなくなります。
特に視力は厳しい水準の検査があり、以下のような基準が設けられています。
・視力:両目で0.8以上、片目で0.5以上
・深視力:遠近感の誤差2cm以下
この深視力とは、遠近感を調べる検査で1種免許では受ける必要がありません。
出典:「適性試験の合格基準」(警視庁)
それでも、多くの方が長く勤められる仕事です。一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会が行った調査によると、タクシードライバーの平均年齢は約59.7歳という結果で、ほかの職業よりも高い水準でした。
実際に働くタクシー運転手の中には、60代や70代で活躍している人たちも大勢います。
出典:「タクシー運転者賃金・労働時間の現況(令和2年賃金構造基本統計調査)」(一般社団法人全国ハイヤー・タクシー連合会)
タクシー運転手の定年
法律上の年齢制限はありませんが、ほとんどのタクシー会社が定年を設けています。
基本的には60歳〜65歳で定年としている会社が多いです。
しかし、タクシー業界では選択定年制が主流のため、定年後は嘱託などの雇用形態で働くことができます。
最終的には、70歳〜75歳程度まで働けることが多いでしょう。
また、定年後でもしっかりとした収入を確保しやすいという魅力もあり、一般企業を定年退職した後にタクシー運転手になる人も多くいます。
そのため、高い年齢まで働ける仕事ですが、平均勤続年数は10年程度です。
高齢で未経験であっても採用されやすく、年齢に関係なくいつでも始めやすい仕事といえます。
もちろん、つばめ交通でも長く安心して働けるような体制を整えていますので、定年後や未経験でタクシー運転手に興味のある方はぜひご連絡ください。
まとめ
タクシー運転手には法律上の年齢制限がなく、体力や視力に問題がなければ誰でも長く働ける職業です。
定年後も70歳〜75歳まで働き続けられる可能性があり、十分な収入も得られやすく経済的にも安定した生活ができるでしょう。
しかし、業界未経験の場合は、タクシー運転手になれるか不安な方がいるかもしれません。
つばめ交通では、未経験でも安心して働けるようなサポートを行っていますので、タクシー運転手としてあなたも一緒に働いてみませんか。
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