タクシー運転手は腰痛になりやすいとよく聞きます。これからタクシー運転手になりたいのであれば、対策しておきたいところです。今回はタクシー運転手が腰痛になりやすい理由と、その対策をご紹介します。
タクシー運転手が腰痛になりやすい主な理由
タクシー運転手は勤務時間のほとんどを運転席に座って過ごしています。長時間同じ姿勢をとっているのが腰痛になりやすい主な原因です。
タクシーの運転席はスペースが狭いことも原因のひとつでしょう。狭いところに長時間同じ姿勢でいると血行不良になりやすいです。運転中の振動などもあり、腰や肩などに負担がかかります。
また、タクシー運転手は運動不足になりがちです。筋肉が衰えているために腰痛になってしまう人もいるでしょう。
【タクシー運転手】業務中にできる腰痛対策
タクシー運転手の仕事に就くのであれば、次のような方法で腰痛対策をするのがおすすめです。
クッションを敷く
運転席のシートにそのまま座るよりも、クッションを敷いた方がお尻にかかる負担を分散できます。クッションにもさまざまなものがありますが、高反発のシートクッションを使用すると良いでしょう。
クッションを長く使用していると、次第にヘタって体圧の分散効果が弱くなってきます。そうなったら、新しいクッションに買い替えるようにしましょう。
クッションの品質や耐久性にもよりますが、半年程度使用していると、ヘタっているのがはっきりわかるくらいになってきます。
ストレッチをする
休憩時にストレッチを行うと、筋肉がほぐされ血行も良くなり腰痛防止に役立ちます。休憩以外のときでも、トイレなどで車を降りたときには、ついでに軽くストレッチをしておくと良いでしょう。できれば2時間に1回程度は車から降りて腰を伸ばすのが望ましいです。
車から降りるのが難しい状況の場合には、車内でもできるストレッチを行いましょう。たとえば、バンザイ体操や腰を前後左右に動かすストレッチなどは車内でもできます。
バンザイ体操は、両手を上に上げて背筋を伸ばし、天井に手のひらをつけ、力を抜いて2回呼吸するというものです。何度か繰り返せば、腰の疲れがとれます。
また、両手を頭の後ろの方で組み、背中を丸めたり後ろに反らせたりしてみましょう。運転席に座ったまま腰を前後に動かせます。さらに、背中を左右にひねるような動作をしてみましょう。そうすると腰を左右にも動かせます。
運動不足の人は休日に軽いウォーキングをしてみるのもおすすめです。
まとめ
タクシー運転手は、ずっと座りっぱなしで運転しているため、腰痛になりやすいです。体圧が分散されるように、シートにクッションを敷くようにしましょう。それとあわせて、休憩時間やお客さんが降りた後などに、ストレッチをすれば、腰痛をある程度は防止できます。
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