タクシー運転手とバス運転手を比較!転職するならどっちが良い?

車の運転をする仕事に就きたい人の中には、タクシー運転手とバス運転手で迷っている人もいるでしょう。就職や転職で失敗しないためには、両者の違いをよく理解したうえで決めることが大切です。今回はタクシー運転手とバス運転手の違いを比較して解説します。

【タクシー運転手とバス運転手の比較①】仕事内容

タクシー運転手は流し営業や付け待ち営業などでエリア内を営業して、乗車してくれるお客様を探します。1回で乗せるお客様はひとりか少数です。お客様を乗せているときには車を運転するのに加えて接客も行います。

バスは路線バス・観光バス・高速バスなどの種類がありますが、いずれも決まった区間を決まった時間に運転するのが特徴です。タクシーと違って運転手が営業をする必要はありません。1回で大勢のお客様を乗せるのもタクシーとの大きな違いです。

また、タクシー運転手とバス運転手では必要な免許も異なります。タクシー運転手は普通自動車2種免許が必要ですが、バス運転手は大型自動車2種免許が必要です。

【タクシー運転手とバス運転手の比較②】働き方

タクシー運転手は自由度の高い働き方ができるのが特徴です。勤務形態は昼日勤・夜日勤・隔日勤務の3種類の中から選べます。

労働時間は勤務形態問わず、サラリーマン(残業含めない)とほぼ同じくらいです。隔日勤務は1回の勤務で2日分の仕事をしますが、その分だけ休日が多くなっています。休憩も1回の勤務で3回です。1ヶ月の労働時間は昼日勤や夜日勤と変わりません。

休憩時間は1回60分と決められていますが、休憩に入るタイミングや場所などは各運転手が自由に決められます。有給や休暇なども取りやすい環境です。

これに対してバス運転手はバスの種類やバス会社にもよるものの、労働時間が長めの場合もあります。休日は4週間で8日のところが多いです。休憩は1時間半から2時間に1回程度の小休止で、入るタイミングなどは決められています。

タクシー運転手に比べるとバス運転手は休みを取りづらい場合もあり、自由度はそこまで高くないといえます。

【タクシー運転手とバス運転手の比較③】給与

タクシー運転手の給与には歩合給が取り入れられています。年齢や勤続年数は給与額に直接関係することはありません。売上が高ければ給料も上がる仕組みのため、実力次第で高収入も可能です。

これに対してバス運転手の給与は、年功序列制が一般的で勤続年数が長くなるほど高くなります。月給制のため仕事の成果で給与額が上下することはありません。一般のサラリーマンに近い給与形態です。

また、全国の平均年収を比べてみると、バス運転手の方がタクシー運転手よりも高めです。

まとめ

タクシー運転手とバス運転手はどちらも車でお客様を送迎する仕事ですが、仕事内容も働き方も異なる面が多いです。バス運転手の方が安定していますが、自由な働き方を求めている人や営業に自信のある人ならタクシー運転手の方が合っているかもしれません。

どちらが自分に合っているのか、よく検討したうえで求人に応募するようにしましょう。

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